ネットで「FX 複利」と検索すると「危険」「罠」「破産」という物騒な言葉もちらほら見かけます。
複利運用とは?
複利運用とは、利益や損失を元手に加算していく投資法です。画像で見た方が早いでしょう。
利益が出ている場合、Aが複利運用でBが単利運用です。
結論から言うと、複利運用はFXや投資におけるリスク回避の基本。
複利とは何なのか、なぜ危険だと言われているのか、本当のところどうなのか、この記事ですべて説明していきましょう。
複利についてわかりやすく説明
まずは「複利とはなんなのか」ということについて。
複利とは?単利の違いと計算方法
FXにおいて利益は以下の式で決まります。
つまり、利益を上げるには元手を増やすか利率を増やすの二通りです。
この内の元手を増やすというのが、FX複利運用です。
単利運用と複利運用の違いは?
単利運用と複利運用の違いは、その元手に獲得した損益を加算して運用をするか、加算しないで運用するかの違いです。
これだけではイメージしにくいので、順番に説明していきましょう。
FXの単利運用とは?
単利運用とは、元手を固定させたまま運用する投資のことを言います。
先にFXに例えて考えてみましょう。そちらの方が手っ取り早いです。
もしあなたが1回のトレードで次のような利益を出せるとしましょう。
- 元手:100万円
- 利益:10万円(元手の 10 % )
さて、この場合は1回のトレードで10万円の儲けが出るわけですね。
それではこの状態で繰り返しトレードを行い、この元手の100万円を単利運用をしていくとしましょう。
単利運用の流れ
- 1回目:100万で10万の利益
- 2回目:100万で10万の利益
- 3回目:100万で10万の利益
- 4回目~もこの繰り返し・・・
こうなります。
ポイントは、FXで利益が出ても損失が出ても、単利運用の場合は元手の大きさは一定で変わらないということ。
例えトータルで200万円、300万円の利益が出ても、ずっと同じ100万円の元手で運用していくのが単利運用です。
一方、複利運用は元手が同じではありません。複利は元手自体が増えていきます。詳しく説明しましょう。
FX複利運用とは?
単利運用では元手が変わりませんでしたが、複利運用では出た利益を元手に足し、利益を足して増えた元手で運用をします。
単利運用のときと同じく、あなたは1回のトレードで元手の10%の利益を出せるとしましょうか。
- 元手:100万円
- 利益:10万円(元手の 10 % )
すると、複利の場合はこうなります。
複利運用の流れ
- 1回目:100万で10万の利益
- 2回目:110万で11万の利益
- 3回目:121万で12.1万の利益
- 4回目~ 繰り返し・・・
1回目の元手は100万円でしたが、2回目の元手は110万円に増えています。
これは、「1回目の元手100万円」+「1回目の利益10万円」=「2回目の元手110万円」になるからですね。
このように計算自体はとても簡単。複利運用では元手や利益がゆきだるま算式に増えているのがわかります。
イメージにしたほうがわかりやすいかも知れません。
これだけ見ても、FXでは複利運用の方がお金が増えそうなのは何となく理解できてきますね。
複利FXが安全な理由とは?単利はリスク大
複利はすべての投資家の強力な味方ほかなりません。
複利運用は投資の基本。
効率的観点だけ切り取れば「投資と複利運用は同じ意味」と言っても過言ではないほど。
投資家から複利運用を取り上げてしまえば、ほとんどの個人投資家は引退するでしょう。FXで成功するために重要なものだと言えます。
複利運用のFXは危険なのか?
冒頭で話したように、検索エンジンで「FX 複利」と検索すると、「危険」「罠」「破産」という物騒な言葉が目に入ってきます。
真向から否定することになってしまうのですが、どこの書籍にも「複利が危険」などと書いていません。
むしろ堅実なサイトには「損切を複利で行え(例:2%ルール)」と書いてあります。
「メンタルのリスクは嘘」
複利のリスクとしてメンタルが侵されるという意見も見かけます。果たして本当でしょうか。
メンタルが試される複利運用?
複利運用を続けていると元手が増えていきますから、1回あたりの「ポジション額・利益額・損失額」が増えていきますよね。
- 1万円の買いポジション
- 1000万円の買いポジション
では、1回1回のプレッシャーが違いますよね。
どうしても緊張してしまったり、損切りが出来なくなったり、感情がでてしまいます。やはりメンタルが侵されますよね…。
納得してしまったあなた。あなたは、FXをギャンブルとして捉えてしまっています。
FXで資金を運用していれば分かりますが、
FXで成功するためには、次に紹介する投資精神を身につけなければなりません。
複利運用は投資精神の健全化の第一歩
実は複利運用こそ、「いくら勝った or いくら負けた」というギャンブル脳から脱却するための鍵。
投資家として効率を求めるなら、あくまで元手の「何%勝った or 何%負けたか」だけが重要です。即ち複利運用のことですが・・・
そうすれば100万円の5%である5万円の利益も、10億円の5%である5000万円の利益も同じと解釈できる投資脳が出来上がるのです。
メンタルを鍛えるには、明確なトレードルールの作成が不可欠です。不安な方は下記サイトを参考にしてください。初心者向けにトレードルール作成のイロハをまとめられています。
続いてはこの複利運用と単利運用を実際に見比べてみましょう。
複利がいかに安全でどれほどトレーダーにとって重要なものかなのかを理解してもらいたいと思います。
次でわかるはず。
単利と複利の比較シミュレーション
FXのトレード成績をしっかり記録していれば、自分がトータルで利益を出しているか損失を出ているかはわかることです。
しかし実際のFXというのは、今後も同じように利益が出るか損失が出るかは誰にも分かりません。どんな投資でもそうであるように。
そこで、FXで利益が出続けた場合と損失が出続けた場合を想定し、複利運用と単利運用の運用シミュレーションの結果を比較してみましょう。
先にFXで損失が出続けてしまった場合の複利運用と単利運用を比較していきます。
複利と単利の比較~損失が出る場合~
FXにおいて、連続で損失が出るときの複利運用のシミュレーションです。
FXで損失が出るときの条件を———
- 元手:100万円
- 利益:- 10万円(元手の - 10% )
とした場合、複利運用と単利運用のそれぞれの資金の減り方について比較しました。
複利と単利の違い~損失編~ | ||
---|---|---|
取引回数 | 複利 | 単利 |
初期 | 10万円 | 10万円 |
1回目 | 9.0万円 | 9万円 |
2回目 | 8.1万円 | 8万円 |
3回目 | 7.3万円 | 7万円 |
4回目 | 6.6万円 | 6万円 |
5回目 | 5.9万円 | 5万円 |
6回目 | 5.3万円 | 4万円 |
7回目 | 4.8万円 | 3万円 |
8回目 | 4.3万円 | 2万円 |
9回目 | 3.9万円 | 1万円 |
10回目 | 3.5万円 | 0円 |
どうでしょうか。
FXで損失が連続で出てしまった場合、複利運用の方が元手の減りが遅いですね。
これこそが複利が安全な理由、いや、単利が危険な理由です。
この理由は、損率が同じ10%の場合、複利運用で元手を減らして計算する方が損失リスクも減るからです。
単利では損を出しているにも関わらず、元手は最初の大きさのままでリスクを減らせていません。複利運用の場合は損を出した分だけ元手の規模を小さくして、リスクを減らしていることが分かります。
複利が危険な根拠は基本的にはなく、むしろ資産を守りたいからこそ複利で運用すべきです。
「そんなこと言って、複利運用をして元手を減らしたときに利益が出たら、単利運用より利益が小さくなるじゃないか」
———と思う人もいるかも知れません。
ということで、次は複利で利益を出たときの計算をお見せしましょう。
複利と単利の比較~利益が出る場合~
このシミュレーションでもトレードで出せる儲けをこのようにしましょう。
- 元手:100万円
- 利益:10万円(元手の 10 % )
この条件で繰り返しトレードをしていった場合の、複利運用と単利運用のそれぞれの資金の増え方についてこちらで比較しました。
複利と単利の違い~取引回数10回 | ||
---|---|---|
取引回数 | 複利 | 単利 |
初期 | 10万円 | 10万円 |
1回目 | 11.0万円 | 11万円 |
2回目 | 12.1万円 | 12万円 |
3回目 | 13.3万円 | 13万円 |
4回目 | 14.6万円 | 14万円 |
5回目 | 16.1万円 | 15万円 |
6回目 | 17.7万円 | 16万円 |
7回目 | 19.5万円 | 17万円 |
8回目 | 21.4万円 | 18万円 |
9回目 | 23.6万円 | 19万円 |
10回目 | 25.9万円 | 20万円 |
同じ利率の場合、元手が増える複利運用の方が回を増すごとに利益も元手も増えていきます。
グラフで描くこんな感じになります。
しかし、FXの複利運用の威力はこんなものではありません。
10回のみの運用でなく、20回、30回、50回、80回・・・と投資を重ねるごとに単利運用と複利運用の差は爆発的に開くことになります。
複利と単利の違い 取引回数80回まで | ||
---|---|---|
取引回数 | 複利 | 単利 |
初期 | 10万円 | 10万円 |
10回目 | 25.9万円 | 20万円 |
20回目 | 67.3万円 | 30万円 |
30回目 | 174万円 | 40万円 |
40回目 | 452万円 | 50万円 |
50回目 | 1174万円 | 60万円 |
60回目 | 3044万円 | 70万円 |
70回目 | 7897万円 | 80万円 |
80回目 | 2億484万円 | 90万円 |
とてつもない差ですね。グラフで見ると、歴然たる差が一目瞭然。
ここまで差がつく理由は、単利運用はいつまでたっても元手が10万円なのに対し、複利運用は元手を増やしているため。このように、FX複利運用は元手の規模を段階的に着実に、そして効率的に上げていけるFX運用手法と言えます。
さて、筆者が講演会で、この複利運用についての講義を行ったとき———
「そうなると、単利運用が複利運用より優れている点が分からないのですが・・・」
———という質問がありました。簡単な話です。
基本的には複利の方が優れているからです。
ただし、単利が優れている場合もちゃんとあります。こちらも見ておきましょう。
単利運用が優れている点
単利運用は、勝率が悪いトレードにおいて効果を発揮します。
どういうことでしょうか?
今回もわかりやすい用に、下記の条件でトレードしていたとします。
- 元手 :100万円
- 勝率 :1回 / 100回
- 1回の損失:1万円
- 1回の利益:120万円
簡単に言うと、「損切りは多いが勝った時は利益が大きく出せる」トレードです。
これは100万円損したら必ず120万円手に入るという、利率20%という高利率の投資ではありますが・・・
複利運用は低勝率だと利益が最小化
この投資を複利運用でやってしまうと、120倍もの大きなリターンを得られる回で、最小の投資高で投資をしてしまいます。
仮に1~99回目までFXで負け、100回目で利益が出た時をシミュレーションしてみましょう。
単利と複利の違い~勝率が悪い場合~ | ||
---|---|---|
取引回数 | 複利 | 単利 |
初期 | 100万円 | 100万円 |
10回目(負け) | 90.4万円 | 90万円 |
20回目(負け) | 81.8万円 | 80万円 |
30回目(負け) | 74.0万円 | 70万円 |
40回目(負け) | 66.9万円 | 60万円 |
50回目(負け) | 60.5万円 | 50万円 |
60回目(負け) | 54.7万円 | 40万円 |
70回目(負け) | 49.5万円 | 30万円 |
80回目(負け) | 44.8万円 | 20万円 |
90回目(負け) | 40.5万円 | 10万円 |
100回目(勝ち) | 81.3万円 | 120万円 |
90回目までの投資ではどちらも損失が出ていますが、複利運用は単利の4倍もの元手が残っています。
ちなみに90回目のそれぞれの投資額は
- 複利:4千円(元手 40万円の1/100)
- 単利:1万円(元手100万円の1/100)
複利運用の方がしっかり投資リスクを抑えている分、元手の減りが少なくなるということが分かりますね。
しかし、100回目の投資(勝つ1回)を考えると・・・
- 複利:4千円×120=48万
- 単利:1万円×120=120万
100回目の投資で120倍のリターンが出る想定でしたので、単利ではしっかりと120万円の配当が得られますが、複利は48万円程度の配当しか得ることができませんね。
このように、FXの勝率や平均利率の違い、FX手法やFXのスタイルによっては、複利運用に適したものと複利運用に適さないものがあります。
あなたの勝率は高い?低い?
そもそも、あなたの勝率は何パーセントになるでしょうか。
勝率を把握していないと、資金状況が分からなくなり破産へと近づいてしまいます。
実は、あなたの勝率・資金から破産確率を確認する事が出来ます。「まだ自分の破産確率を知らない」という方は下の記事に乗せていますので確認してみてください。
きっとあなたの勝率を高めるのに役に立つはずです。
ここまでの記事を読んで、「複利運用が効果的だと言いたいのは分かったけれど、どう活用するの」という方もいるでしょう。
実際にFXで複利運用をする場合、ポジションサイズ、つまり取引高の調整が必要となります。
FXの複利運用のやり方
そもそも、複利方式にしろ単利方式にしろ、FXの何を計算すればいいのでしょうか?
さきほども少し話しましたが、複利方式や単利方式というのは、FXにおいてはポジションサイズ(取引量)を計算するうえで使うもの。
複利というのは利益が出たら運用する元手が増え、損失が出たら運用する元手が減るもの。対する単利というのは利益や損失が出ても、運用する元手は一定でしたね。
早速見ていきましょう。
複利FXにおける取引高の計算方法
複利FXでは、元手であるFX口座内の証拠金残高を基準に算出します。
基本の算出方法は
となります。レバレッジの大きさについては普段自分が使っているものでOK。
今回は実効レバレッジを10倍とし、元手の大きさに応じて算出した取引高をまとめました。
元手の増え方(レバレッジ10倍) | ||
---|---|---|
口座残高 (元手) |
取引高 | 通貨 |
10万円 | 100万円 | 1万通貨 |
12万円 | 120万円 | 1.2万通貨 |
50万円 | 500万円 | 5万通貨 |
100万円 | 1000万円 | 10万通貨 |
125万円 | 1250万円 | 12.5万通貨 |
先ほど説明したように、この表で計算されている実効レバレッジは10倍。
リスクをもっと下げたい人は、元手の10倍ではなく2~5倍程度の取引高を設定しましょう。反対に、より大きな利益を狙う人は元手の10倍以上の取引高でFXに臨むこともあります。
このように口座残高を参考しFXの取引高を算出することで、自動的に複利運用ができます。
口座にお金を足して積み立てながらFX運用する場合、足した後の口座内の残高通りに算出すれば複利運用の計算はばっちり。
ゆきだるま算式に増える複利効果を狙う場合、この元手の2倍、3倍、5倍、10倍・・・という実効レバレッジ計算による取引高の取り決めを厳守しましょう。
難しい表現になってしまいましたが、「元手が増えたらその分取引する額も増やしましょう」というだけ。単純です。
ここで、少しまとめておきましょう。
- 複利とは元手を増やしていく手法
- 複利運用は資金効率の面で有利
- ただし勝率が悪い場合は不向き
あなたも、FXの複利運用についてご理解いただけたかと思います。
最後に具体的なFX運用テクニックについてご紹介しましょう。
運用手法を紹介!積立やスワップほか
FXにおいて、複利運用をより効果的にする4つの方法があります。
- 元手を積み立てていく
- スワップ金利を狙う
- スキャルピングをする
- 複利×ハイレバで逃げ切る
勝つために必要なポイントなので、一つづつ丁寧に説明していきましょう。
1.元手はその都度積み立てていく
「元手が準備できたらFXをはじめよう」
「FX口座に足す金額はまとめて入れる」
というのは、FXで複利運用をする上であまり効率的ではありません。
FXではその都度ポジションサイズを決められるので、どんなに小さな額でも、なるべく早くFXの運用に足してあげた方が利益につながります。
その理由は、複利の運用は、時間をかけるほど利益がゆきだるま算式に増えていくため。
小さく足した元手でも、元手は元手。時間を掛ければ、足した分の元手もしっかりと大きな利益となっていきます。
今月の1万円は10年後の100万円というわけですね。
2.スワップ金利を狙った複利運用FX
スワップ金利は、通貨ごとの金利差によって生じる利益のこと。
分かりやすく説明すると、金利0%の日本円で、金利1.75%のニュージーランドドルに買いを入れた場合、この金利差1.75%がFXトレーダーの利益となります。
この加算されたスワップの利益でポジションを買い増せば、複利運用が容易にできます。
金利は通貨によって異なってきますので、いくつか紹介しましょう。
表:通貨別の金利一覧 | |
---|---|
通貨 | 金利 |
トルコリラ | 24% |
メキシコペソ | 8.25% |
米ドル | 2.50% |
日本円 | 0.1% |
100万円を預けていた場合、「日本円で持っていると1000円程度だがトルコリラで持っていると24万円も金利がつく」という事です。通貨によってかなり違いますよね。これがスワップポイントの旨味です。
また、ロスカットさえされなければスワップポイントはほぼ確実に増えていく点も複利運用FXに向いていると言えます。ただし「金利が高い=リスクが高い」に注意。
「スワップポイントでかなり稼げたけれど、通貨の価値自体がかなり減ってしまった」とならないよう、通貨価値には気をつけて下さい。
3.スキャルピングFXは複利向き
スキャルピングFXは、数分から十数分間程度という超短期間で取引するFX手法。少しでも利益が出ている状態でさっさと利確決済するFXなので、高い勝率が望めます。
スキャルピングは何度もトレードするので、獲得した利益をすぐに取引高に乗せてFXをすることができます。
利益を取引高に乗せることは即ち複利運用です。取引回数も多くなるので、複利の伸び率も大きくなってきますよね。こういう特徴から、スキャルピングFXは複利運用にとても向いているFX手法だと言えます。
最後に、複利とハイレバレッジを使った逃げ切り必勝法をお伝えしたいと思います。
4.複利×ハイレバで逃げ切り必勝法
複利運用はレバレッジをかけた時に最も効果を発揮します。なぜなら、レバレッジをかける事で資金が増えるからです。
一番初めにお伝えした利益の式を思い出してみてください。
実は、この式はレバレッジをかけない時の考え方です。
レバレッジをかけた場合の利益の式は、
この相乗効果によって資金の増え方が爆発的になります。資金を一気に増やしたい方にはうってつけの手法ですね。しかし、ハイレバレッジをかけた時の心配事と言えば損失も増えてしまう点。
元手が少ないのにハイレバレッジをかけて、相場が思惑通りいかなかった場合の損失は目も当てられません。急な相場変動に追いつけなかった結果、口座がマイナスになるなんてことも…
万が一の損失を回避する方法は一つだけです。それば海外口座を使うこと。
なぜなら、海外口座の多くにはゼロカットシステムが付いてるからです。
ゼロカットシステムとは、口座がマイナスになった時、マイナス分はFX会社が補填してくれるシステムの事です。国内では規制がありゼロカットを導入する事はできません。
海外口座に少額を入れ、レバレッジと複利運用で一気に増やし出金する。まさしく逃げ切り必勝法ですね。
ちなみに、ハイレバレッジをかけられる口座については以下の記事で紹介しています。
1年毎日10pips→元手10万円はいくらに?
毎日10pipsの利益を毎日出したと仮定しましょう。10pipsとは日本円で0.1円程の利益と言う事です。
【元手10万円・毎日5pipsと10pipsの利益】で資産はどの程度増えるのか、レバレッジ別に計算してみましょう。
元手10万から1年でどの程度増やせるのか | ||
---|---|---|
レバレッジ | 5pips | 10pips |
5倍 | 16万 | 27万 |
15倍 | 50万 | 161万 |
25倍 | 150万 | 2223万 |
50倍 | 2251万 | 45億5787万 |
100倍 | 45億7818万 | 1兆3290億163万 |
このようになりました。複利のすごさというより、レバレッジのすごさが目立つ結果となってしまいましたね(笑)これは毎日10pipsを稼ぎ続けた場合ですので、実際これ程うまくはいかないですが、複利の強力さは伝わったと思います。
今回は、複利運用について見てきましたが、複利運用は投資の基礎です。ぜひ身につけて「投資に成功」してください。