MiltonMarkets(ミルトンマーケッツ)は2016年にサービスを開始した新興ブローカーです。低スプレッドが売りで、約定力に優れているという特徴があります。
MiltonMarketsはどんなトレーダーに向いている?
- スキャルピングでの取引がメインのトレーダー
- 自動取引がメインのトレーダー
- スプレッドの狭さを重要視したい
そんなMiltonMarketsですが、まずはどんなスペックなのか、一覧表をざっとチェックしましょう。
MiltonMarkets ~注目点とスペック~ |
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口座種類 | プレミアム | スタンダード | |
レバレッジ | ~ 800倍 | ||
スプレッド | 平均 0.1 pips | 平均 2.3 pips | 手数料 | 往復0.8pips | なし |
ツール | MT4 (Windows, Mac, iOS, android) |
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注文方式 | STP方式 | ||
取引量 | 1,000通貨~ 2,000万通貨 |
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通貨ペア | 通貨ペア60種 (仮想通貨ペア4種) |
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+ CFD34種 | |||
最低入金 | 2万円 | ||
自動売買 | 利用可 | ||
ボーナス | 常設ボーナスは無し | ||
信頼性 | 金融ライセンス:セーシェル | ||
禁止取引 | なし | ||
サポート | 日本語OK メール:24時間受付 電話:24時間受付 LINE:24時間受付 |
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入金方法 | 銀行送金 クレジットカード bitwallet |
スプレッドが狭く、サポートに力を入れていることが分かりますね。
筆者の所感として、MiltonMarketsを一言で表すと・・・
「スキャルピングに特化した口座」です。スプレッドが狭く、約定力が高いことからスキャルピングで稼ぐにはもってこいの口座といえます。
そんなMiltonMarketsの注目点を以下にまとめてみました。
目次
ではまず最初にMiltonMarketsの概要から見ていきましょう。
MiltonMarketsとはどんな会社?
MiltonMarketsの本拠地はセントビンセント・グレナディーンというカリブ海諸島に含まれる小さな島のひとつです。
2016年からサービスを開始し、金融ライセンスはニュージーランドのFSPRを取得しているという新興ブローカーなのですが、実は経歴が波乱万丈。
もともとMiltonMarketsは親会社であるGCM(ギャラント・キャピタル・マーケッツ社)が日本人向けに設立したFX業者でした。しかし、このGCM社は2017年4月に経営破綻してしまいます。
この時のMiltonMarketsは設立してまだ1年足らずの会社です。普通であれば、親会社が破綻すると子会社も破綻というイメージがありますが、MiltonMarketsは違いました。
この時に以下のような対応を行い、見事にこの難題を切り抜けたのです。
・GCM社とのテクノロジープロバイダー契約を他社に切り替えた
・運営をMiltonMarketsのみで再始動した
さらに、親会社の破綻による影響として、顧客の資金を債券返済へ回されるのではないか?と懸念されていたのですが、MiltonMarketsからの声明文では、いっさい口座や資金に影響を及ぼすことがないとのことでした。実際に、口座を持っている人は通常通り取引が可能だったという実例もあります。
運営スタートの1年目からピンチとなったMiltonMarketsですが、優秀な経営陣の対応によって、顧客に対する信頼を勝ち取ったと言っても過言ではないでしょう。ピンチを逆手に、企業としての経営手腕をアピールすることに成功した稀有な海外FX会社といえます。
ユーザーサポートは日本語対応可
MilltonMarketsのユーザーサポートは日本語に対応しており、電話とメール、LINEでの問い合わせが可能です。問い合わせは平日24時間対応で、海外FX会社の中では珍しい部類といえます。
特にLINEでの問い合わせに対応しているのは、手軽さも相まって嬉しい対応です。これから海外FXを始めようとしている方も十二分なサポート体制が整っているので安心してくださいね。
Tickmillの入出金方法
Tickmillの入出金方法は以下の通りです。
入金方法 | 入金スピード | 入金手数料 |
---|---|---|
VISA / MasterCard | 初回のみ1営業日以内 2回目以降は即時 |
無し |
bitwallet | 1営業日 | 無し |
国内銀行送金 | 1営業日以内 | 無し |
海外銀行送金 | 3~5営業日以内 | 無し |
出金方法 | 出金スピード | 出金手数料 |
VISA / MasterCard | 1営業日以内 | 無し |
bitwallet | 1営業日 | 無し |
海外銀行送金 | 3~5営業日以内 | 約6,400円 |
MilltonMarketsの入出金方法は、銀行送金とクレジットカード、bitwalletに限られています。
ですが、正直にいってこの3種類があれば、入金方法で困ることは無いという印象です。
おすすめの入出金方法はbitwallet。海外FXではお馴染みの入出金手段で、手軽さやスピード、割安な手数料がメリットでこれが一番のおすすめです。
自動取引OKで無料VPS提供も
MiltonMarketsではEAの使用に制限はありません。また、ある条件さえクリアすれば、VPSを無料で使うことができます。
VPSとは仮想サーバーのことで、常にMT4がそのサーバーの中で動いていると思ってください。EAなどは24時間動かし続けておく必要がありますが、家にあるPCの電源を24時間ずっとつけっぱなしにしておくと、光熱費がとんでもないことになってしまいます。そのような問題を解決するのが、VPSの無料レンタルサービスなのです。
VPSの無料レンタル条件
- VPS利用申請時の口座残高が50,000円以上であること
- 1ヵ月で1Lot(10万通貨)の取引があること
正直にいって、無料VPSを使える条件としてはかなりの好条件。他社(XM)なども無料VPSが使えますが、口座残高が60万円以上で5Lot以上の取引と条件が全く異なります。
EAをメインとしてトレードする人にとっても、このMiltonMarketsは魅力的かもしれません。
おすすめ口座はプロ口座!
MiltonMarletsのおすすめ口座は「プレミアム口座」です。
口座の詳細をもう一度見てみましょう。
口座種類 | プレミアム | スタンダード | |
---|---|---|---|
レバレッジ | ~ 800倍 | ||
スプレッド | 平均 0.1 pips | 平均 2.3 pips | 手数料 | 往復0.8pips | なし |
ツール | MT4 (Windows, Mac, iOS, android) |
||
注文方式 | STP方式 | ||
取引量 | 1,000通貨~ 2,000万通貨 |
||
通貨ペア | 通貨ペア60種 (仮想通貨ペアなし) |
||
+ CFD16種 | |||
最低入金 | 2万円 | ||
自動売買 | 利用可 | ||
ボーナス | 常設ボーナスは無し | ||
信頼性 | 金融ライセンス:セーシェル | ||
禁止取引 | なし | ||
サポート | 日本語OK メール:24時間受付 電話:24時間受付 LINE:24時間受付 |
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入金方法 | 銀行送金 クレジットカード bitwallet |
プレミアム口座の魅力は何といってもスプレッドの狭さ。取引手数料込みでも取引に必要なコストは低く抑えられるため、高速で新規注文・決済注文を繰り返すスキャルピングには最適です。
主要通貨のスプレッドは以下の表のとおり。
通貨ペア | 取引コスト(手数料込み) |
---|---|
USD/JPY ドル円 | 0.9pips(0.1pips) |
EUR/USD ユーロドル | 0.9pips(0.1pips) |
GBP/USD ポンドドル | 1.9pips(1.1pips) |
AUD/USD オージードル | 1.2pips(0.4pips) |
EUR/JPY ユーロ円 | 0.9pips(0.1pips) |
GBP/JPY ポンド円 | 1.8pips(1.0pips) |
AUD/JPY オージー円 | 1.2pips(0.4pips) |
特に取引量の多いドル円やユーロドルは1.0pipsを切るスプレッド設定で、他のFX会社と比べてもかなり設定が狭いです。
低スプレッドという売りがあるのですが、初回入金額は2万円とこちらは他口座と比べると割高。初回取引までの敷居は若干高くなってしまいます。
また、ロスカット率も100%と高めの設定。ハイレバレッジでトレードするとあっという間にロスカットということも…。レバレッジを押さえて少額でスキャルピングを回すのがMiltonMarketsでは勝つための秘訣となるでしょう。
MiltonMarketsの通貨ペア一覧
MiltonMarketsは2019年8月現在、最大60種類の通貨ペアが取引可能。CFDも取引可能で不足感はありません。
取引できる通貨ペアの一覧は以下のとおりです。
MiltonMarketsのまとめ
この記事ではMiltonMarketsの口座の特徴についてお伝えしてきました。
おさらいとして、これまでの内容を簡単にまとめると以下のようになります。
この記事のまとめ
- Tickmillは2016年にサービスを開始した新興ブローカー
- ライセンスはニュージーランド。親会社破綻を乗り越えて営業を続けている。
- 口座タイプはプレミアム口座がおすすめ
- スプレッドの狭さは業界でもトップクラス
- 通貨ペアは60種類で、CFDも34種類の取引が可能
文中でお伝えしてきましたが、MiltonMarketsはスプレッドが狭く、取引制限もないことからスキャルピングには最適の口座といえます。
まだ運営歴が浅く、親会社が破綻したという過去がありますが、少額で運用していく分には問題は無いでしょう。
2万円から取引を始められて、これだけ狭いスプレッドの口座はなかなかありません。スキャルピング用口座を探している人にはMiltonMarketsがおすすめですよ。