この記事は、レバレッジ3000倍の情報をまとめています。
- レバレッジ3000倍のFX業者3社
- レバレッジ3000倍のメリット・デメリット
- レバレッジ3000倍の実際の使い心地
1000倍ならともかく、3000倍はあまりにも高すぎるといえるレバレッジ倍率。
レバレッジ3000倍は高すぎるがゆえに、レバレッジ3000倍が使えるブローカーも制約・条件も多いのが現状です。
そんなレバレッジ3000倍ですが、面白い運用方法やレバレッジ3000倍以上を採用しているブローカーを知るだけでも新たな発見があるかもしれません。
ハイレバレッジの運用やブローカーに興味のある方はぜひ読んでみてください。
レバレッジ3000倍が使えるブローカーは3社
まずはレバレッジ3000倍が使えるブローカーから見ていきましょう。
レバレッジ3000倍のブローカーはかつてはFBSだけだったのですが、Exnessが復活してTTCM(Traders Trust)がレバレッジ3000倍を導入したので、現在は3社に増えています。
FBS、TTCM、Exnessのスペックを表で確認してみましょう。
ブローカー名 | FBS | TTCM | Exness |
---|---|---|---|
最大レバレッジ | 3000倍 | 3000倍 | 無制限(21億倍) |
証拠金・ポジション制限 | 200ドルまで | 1Lotまで | 999ドルまで |
ロスカットライン | 20% | 20% | 0% |
※ Exnessでレバレッジ無制限を利用するには他にも条件あり
スペックだけ見るとExnessが圧倒的に良いように見えますが、利用条件がやや厳しめです(後述します)。
すぐに、手軽にレバレッジ3000倍を使いたい人はFBSを選ぶと良いでしょう。
さて、ここからは各ブローカーのFBS・TTCM・Exnessについて少し詳しく見ていきます。
一番手軽に使えるのはFBS
先述した通り、一番手軽にレバレッジ3000倍を試せるのはFBSです。
ただ、FBSのレバレッジ3000倍の利用にも条件や注意点がいくつかあり、以下の通り。
- レバレッジ3000倍が使えるのは200ドルまで
- 入金ボーナスを使うとレバレッジ500倍に制限
- レバレッジ3000倍が使える口座は3種類
そんなに複雑な条件ではないですが、こちらもひとつずつ詳しく見てみましょう。
レバレッジ3000倍が適応されるのは200ドルまで
まずは口座残高(証拠金)に応じてレバレッジ制限がかかることから。
FBSは口座残高に応じてレバレッジ制限がかかる仕様となっていて、レバレッジ3000倍は200ドルまでしか適応されません。
口座残高に応じたレバレッジ制限の表を記載しますので、気になる方はご参考ください。
口座残高 | レバレッジ制限 |
---|---|
0~200ドル | 3000倍 |
200~ 2,000ドル | 2000倍 |
2,000 ~ 5,000ドル | 1000倍 |
5,000 ~ 30,000ドル | 500倍 |
30,000 ~ 150,000ドル | 200倍 |
入金ボーナスを使うとレバレッジ500倍に制限される
続いては入金ボーナスについての注意点。
題名通りですが、FBSで入金ボーナスを使うとレバレッジが500倍に制限されてしまいます。
レバレッジ3000倍が目当ての方は、うっかり入金ボーナスを使わないよう、覚えておくと良いかもしれません。
レバレッジ3000倍を使える口座は3種類
最後の注意点は、FBSの口座タイプについて。
FBSは5種類の口座タイプがありますが、レバレッジ3000倍を使えるのはマイクロ口座・スタンダート口座、ゼロスプレッド口座の3種類。
セント口座とECN口座ではレバレッジ3000倍を利用できないので注意してください。
以上、FBSについてでした。
ちなみに、FBSには1万円の口座開設ボーナスもあるので、レバレッジ3000倍を試すのにちょうど良いかもしれません。
続いて、TTCM(Traders Trust)を見てみましょう。
1Lot制限でよければTTCMも選択肢のひとつ
さて、結論から述べると、TTCMはFBSより条件は少しだけ劣っているといえるでしょう。
レバレッジ3000倍を使うには、FBSは証拠金200ドルまでという条件でしたが、TTCMでレバレッジ3000倍が適応されるのは1Lotまでです。
証拠金200ドルまでと1Lot、どちらが好条件か簡単に計算してみると
- 証拠金200ドル ⇒ 6,000万円のポジション
- 1Lot(10万通貨) ⇒ 1,000万円のポジション
上記の通り、基本的にはFBS(証拠金2万円)の方が大きなポジションが持てます。
以上を踏まえて、レバレッジ3000倍を体験したいなら、TTCMも一応候補には入る程度と考えてください。
なお、TTCMも口座開設ボーナスを開催していることが多いので、興味のある方はぜひお試しを。
やや条件が厳しいがExnessならレバレッジ無制限
最後に、3000倍どころかレバレッジ無制限(厳密にいうと21億倍まで)のExnessについて。
Exnessはレバレッジ無制限、ロスカットライン0%、999ドルまでレバレッジ無制限適応と、スペックだけ見ればFBS・TTCMよりかなり良いといえるでしょう。
そんなExnessですが、レバレッジ無制限のいわば解放条件がけっこう厳しめなのが唯一の難点で、条件は以下の通り。
- プラットフォームはMT4のみ
- 累計5lot以上+10回以上の取引が必要
- 証拠金が999ドル以下
- 経済指標発表前はさらにレバレッジ制限
特に5lot以上の取引が、なかなか厳しい条件といえるでしょう。5lotは1ドル=100円としたら、5,000万円分のポジションにあたるので、気軽とはいえない金額です。
多少条件はあれど、高スペックな状況でレバレッジ3000倍、もしくはそれ以上の運用をしたい方はExnessを検討してみてください。
以上、レバレッジ3000倍の海外FXブローカーについてでした。
続いて、レバレッジ3000倍の使い心地を実感するために、レバレッジ3000倍の取引シミュレーションをしてみたので、それを見てみましょう。
レバレッジ3000倍の取引をシミュレーション
今回シミュレーション・計算したい項目は必要証拠金と、いかにレバレッジ3000倍がロスカットされやすいかということ。
それぞれ見ていきましょう。
必要証拠金は取引額の0.34%で済む
まずは必要証拠金から。
レバレッジ3000倍の資金効率が良いのは明らかですが、実際に計算結果として確認してみましょう。
・1ドル=100円で計算
・1lot(10万通貨)のポジションをもつ
上記を条件に計算していきます。
- 最低限必要な金額
10万通貨 × 100円 = 1,000万円 - 必要証拠金
1,000万円÷3,000 = 約3334円
レバレッジ | 必要証拠金 |
---|---|
1倍 | 1,000万円 |
5倍 | 200万円 |
10倍 | 100万円 |
1000倍 | 1万円 |
3000倍 | 約3334円 |
見ての通り、3000円ちょっとあれば。レバレッジ3000倍で1lot(1,000万円相当)のポジションが持てるのがわかります。
あくまでロスカットリスク等を考慮しない、資金効率だけを計算した表なことにはご注意を。
3000円はお小遣い感覚ともいえますが、安易にギャンブルトレードに手を出すのは筆者としてはあまりオススメはできません。
もし、「3000円で1000万円のポジショントレード」をする場合は買っても負けても自己責任ですので、損失を覚悟してからトレードに臨みましょう。
実効レバレッジ3000倍はすぐにロスカットされる
次に、レバレッジ3000倍のロスカットリスクを見ていきましょう。
計算するまでもなく、すぐにロスカットされる気しかしませんが、細かく計算すると以下の通り。
- 1ドル=100円
- 1Lot(10万通貨)のポジションを持つ
- ロスカットラインは20%で計算
レバレッジ | 強制ロスカットになる レートの変動幅 |
---|---|
1倍 | 8000pips |
5倍 | 1600pips |
10倍 | 800pips |
1000倍 | 8pips |
3000倍 | 2.67pips |
ロスカットラインが20%だと、レバレッジ3000倍のフルレバレッジ運用では3pips弱の相場変動でロスカットされてしまいます。
ドル円の1日の相場変動の平均が60pips、5分足の平均変動pipsが2.9pipsと言われているので、レバレッジ3000倍は極めてロスカットされやすいと言わざるを得ないでしょう。
以上、レバレッジ3000倍の計算シミュレーションでした。
続いて、レバレッジ3000倍のメリット・デメリットをそれぞれ見ていきましょう。
レバレッジ3000倍のメリット
まずはメリットから。
レバレッジ3000倍のメリットは、レバレッジ3000倍を使えるブローカー(FBS・TTCM・Exness)との兼ね合いもあって、ほぼ資金効率の良さに着目したものしかありません。
資金効率は圧倒的に良い
今さらいうまでもない話ですが、レバレッジ3000倍は圧倒的に資金効率が良いです。
前述した通り、3,340円で1,000万円のポジションが持てるため、証拠金がかなりの少額でも大きめのポジションが持てるメリットは確かにあります。
ただし、実効レバレッジ3000倍の運用はロスカットリスクを考えると現実的ではなく、どう考えてもギャンブルトレードになってしまう点はご注意を。
レバレッジ3000倍は、買っても負けても自己責任な上、勝てる確率も低いのが難しいところですね。
ゼロカットがあるので、ある意味安心してギャンブルトレードができる
もうひとつのメリットは、ゼロカットとの相性は一応良い点。
レバレッジ3000倍だけでなく、ハイレバレッジ全てに当てはまることですが、海外FXは基本的にゼロカットがあるため、ハイレバトレードにチャレンジはしやすいです。
勝率はあまり高くないですが、レバレッジ3000倍のギャンブルトレードでもし勝てれば大きな利益を狙うことはできます。
ただ、やはりリスクは高いので筆者としてはオススメできないのが本音です。
もし実効レバレッジ3000倍のトレードにチャレンジしてみたい方は、まずはFBSとTTCMの口座開設ボーナスを使って試してみましょう。
以上、レバレッジ3000倍のメリットでした。
次はデメリット面を見てみましょう。
レバレッジ3000倍のデメリット
紹介したいレバレッジ3000倍のデメリットは以下の通り。
- ロスカットリスクが高すぎる
- 安定運用には向かない
- ブローカーとの相性・スペックがかみ合わない
以上、一つずつみて行きましょう
実効レバレッジ3000倍はロスカットされやすすぎる
まずはロスカットリスクについてから。
前述した通り、実効レバレッジ3000倍の運用はロスカットされやすすぎて、正直まともな運用はできず、ほぼギャンブルトレードになってしまいます。
レバレッジ3000倍のFBS・TTCM・Exnessのどこもロスカットラインは0~20%と低く設定されていますが、フルレバレッジの3000倍運用だと3pipsほど動きでもれなくロスカットです。
レバレッジ3000倍を活かそうとすると、ほぼギャンブルトレードになってしまうのがレバレッジ3000倍の大きなデメリットといえるでしょう。
実効レバレッジを抑えた安定運用は意味をなさない
続いては安定運用に向かない点。
最大レバレッジが高ければ、実効レバレッジを抑えて運用すればロスカットはされにくくなります。
しかし、レバレッジ3000倍のブローカーはどこも安定運用にはあまり向いていないのが正直なところ。
FBS・TTCM・Exnessのいずれも証拠金やポジション量を大きくすると、レバレッジ制限がかかってしまうため、ロスカットされやすいメリットは活かせません。
安定運用を中心に考える方は、他のブローカーを選択するのが無難といえるでしょう。
レバレッジ3000倍のメリットを活かせるブローカーがない
最後に、レバレッジ3000倍というスペックは非常に魅力的にも関わらず、そのスペックを活かせるブローカーがないことについて。
筆者としてはレバレッジ3000倍のブローカー(FBS・TTCM・Exness)を利用した運用方法をメリットとして紹介したいのですが、どこのブローカーもレバレッジ3000倍をあまり活かせないのが非常に残念。
先述した通り、ロスカットされにくさを活かして安定運用しようとしたらロスカット制限がかかってしまい、ハイレバトレードはあまりにロスカットされやすいのでリスクが高いです。
加えて、FBSとTTCMには1万円の口座開設ボーナスがあるのですが、他のブローカーと比べて条件が厳しく、出金制限があったり、そもそも出金するまでにかなりの取引量を求められたりします。
レバレッジ3000倍はスペック・資金効率的にはとても良いので、条件の良いブローカーさえ出てくればもっと良い運用方法ができそうなだけに、現状はかなり残念ですね。
以上、レバレッジ3000倍のデメリット面でした。
まとめ
レバレッジ3000倍は、スペック的にとても魅力がありつつも、ブローカーとの相性が合わなかったり、リスクが高すぎたりと、トレーダー・ブローカー双方にとって高すぎるレバレッジなのかもしれません。
とはいえ、圧倒的な資金効率を味わってみたくなった方はFBS・TTCM・Exnessをぜひ試してみてください。
レバレッジ3000倍以外にも、各ブローカーに良いところもあるので、気になったブローカーのを調べて見るのもオススメです。
最後に繰り返しですが、FBSが一番手軽にレバレッジ3000倍を体験できますよ。