AXIORY(アキシオリー)は、低スプレッドと高い透明性が魅力のブローカーで、日本でも人気のある海外FX会社のひとつです。

AXIORYはどんなトレーダーに向いている?
  • 低スプレッドの会社を利用したい
  • サポートの充実したFX会社がいい
  • cTraderを使いたい

そんなAXIORYですが、まずはどんなスペックなのか、一覧表をざっとチェックしましょう。

AXIORY
~注目点とスペック~
AXIORY_logo
口座種類 スタンダード ナノスプレッド
レバレッジ ~ 400倍
スプレッド 平均 1.3 pips 平均 0.4 pips
手数料 なし 往復0.6pips
ツール MT4 , cTrader
(Windows, Mac, iOS, android)
注文方式 NDD方式
STP 方式 ECN 方式
取引量 1,000通貨~
1億通貨
通貨ペア 通貨ペア61種
(仮想通貨ペアなし)
+CFD 16種
最低入金 2万円
自動売買 利用可能
ボーナス 不定期開催
信頼性 金融ライセンス:ベリーズ
禁止取引 アービトラージ
※ スキャルピングは常時OK
サポート 日本語OK
メール:平日10時~24時
※24時間以内返信
ライブチャット:平日13時~21時
入金方法 銀行送金(国内)
クレジットカード
StickPay など
口座開設はこちらをクリック
(AXIORYの公式サイト)

レバレッジは平均的、スプレッドは狭く、サポートは良質。スペックに関してはこんな感じです。

編集部の所感として、AXIORYを一言でいうと・・・

「透明性を重視したいスキャルピングトレーダーにおすすめ」です。詳細は後述しますが、AXIORYは取引の透明性が高く、スプレッドが低いことから、スキャルピングトレーダーは必見の口座となっています。

そんなAXIORYの注目ポイントを以下にまとめてみました。

↑この注目点、これからすべてひとつずつ説明していきます。

まずは「AXIORYがどんな企業なのか?」という点を確認していきましょう。

完全信託保全。誠意を感じる海外FX会社


AXIORYは2013年にサービスを開始した新興ブローカーです。

ボーナスやキャンペーンはほとんど実施していないFX会社なのですが、その分取引環境が充実しており、その点が近年トレーダー達に評価され始めてきました。

金融ライセンスはベリーズ共和国のライセンスを取得しています。ベリーズのライセンスとなると、あまり聞き馴染みもなく心配になるのではないでしょうか。

次からはそのAXIORYの金融ライセンスについて確認していきます。

ベリーズのライセンスを取得

AXIORYはベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)のライセンスを取得し、日本向けのサービスを利用しています。

ベリーズ国際金融サービス委員会(以下IFSC)とは、日本でいう金融庁にあたり、ベリーズの金融規制局のことです。

IFSCは、セーシェルやケイマンの金融当局のようにIOSCO(証券監督者国際機構)やFATF-GAFI(マネーロンダリングに関する金融活動作業部会)といった国際機関には参加していません。

国際機関に参加し、国際基準に沿った規制がされれば信頼度は増しますが、IFSCはそういった国際機関に参加していない分、信頼度は他のオフショア国の中でも引けをとる信頼度であるといえるでしょう。

ですが、2019年にIFSCのライセンスのグレードが、BからAへとグレードアップされました。これによってAXIORYに起因する問題によってトレーダーの資産に損害が出た場合、最大200万円までの損害補填がされることになります。他の海外FX会社と比べても遜色ない補償額ですので、これはひとまず安心材料であるといえるでしょう。

さて、ライセンスについてここまで説明してきましたが、我々トレーダーにとってもとって最も大事なのは、「自分の金をここに預けて大丈夫なの?」というところですよね。

AXIORYはトレーダーの資産を次のように扱っています。

顧客の資産は信託保全で管理


AXIORYはトレーダーの資産を、提携銀行であるユニオン銀行にて「信託保全」で管理しています。

おさらいとなりますが、信託保全とは、FX会社が倒産したとしても、信託保全先の銀行によってトレーダーの資産が保証されることです。つまりはAXIORYが倒産しても、AXIORYに入金した金額は全額補償されるという事です。

また、入金額に加えて、確定損益や未決済の評価損益も補償対象となるので、自分の資産について心配する必要は無いでしょう。

ちなみに、これらの情報はAXIORYのHPにしっかりと記載されています。海外FX会社はHPの記載が曖昧なところがほとんどですが、AXIORYはこのようにトレーダーにとって大切な情報は包み隠さず明示しており、素直に好感が持てますね。

約定スピードとスリッページ率を公開

AXIORYではMT4を使用した際の約定スピードとスリッページ率をHP上で公開しています。

数値がグラフ化されており、一目でそれぞれのデータを把握することができますね。

こういったデータの開示をしていることもAXIORYの特徴で、取引の透明度を重要視するトレーダーにとっては評価できるポイントでしょう。

AXIORYの入出金方法一覧。国内送金に対応

ここではAXIORYの入出金方法を確認していきます。

早速ですが一覧で見てみましょう。

入出金手段
海外銀行送金
国内銀行送金(Curfex)
クレジットカード(VISA/JCB)
Sticpay
Bitcoin
NETELLER
Skrill

まず、海外FXでは定番の入出金方法である「Bitwallet」に対応していません。

2019年2月に、AXIORYとBitwalletの提携が解除され、AXIORYではBitwalletでの入出金が行えなくなりました。提携解除の際にひと悶着ありましたが、ここでは詳細は割愛します。

そういった点もあり、筆者は「国内銀行送金(Curfex)」での入金をおすすめします。理由は他の入金手段と異なり、入金額分の出金・利益額分の出金、という出金の二度手間が無くなるためです。

なお、2万円以下の入金の場合、入金手数料として1,500円がかかってしまいますので、その点は注意しましょう。その点を加味しても、出金時の手間を減らせるというメリットは大きいと考えています。

出金拒否はなし!ただし時間がかかる

AXIORYの場合、出金拒否の報告は見つかりませんでした。
ただし、出金までの時間がかかる旨の口コミは多数見つかりました。

出金拒否こそありませんので、ひとまず安心ですね。ですが、AXIORYでの出金の場合は、ある程度長い目で待った方が良いでしょう。

日本語問合せ可能!対応の質も◎

AXIORYのサポートの質は高く、実際に利用しているユーザーからも高評価の口コミが多く見られます。

サポートの質は海外FXの中ではかなり良質な部類で、国内FXのサポートにも劣らない対応をしてもらえます。

問い合わせはメールの他にライブチャットも可能で、特にライブチャットは迅速にサポートをしてもらえるため、初心者の方はぜひ利用してみましょう。

クレーム専用の窓口も存在する

AXIORYには通常のサポート窓口とは別に、クレーム対応用の窓口も存在します。

メール対応のみとなっていますが、24時間受付対応しており、トレード時に明らかな異常が発生した時は、クレーム窓口まで連絡してみましょう。

このような専用窓口を設けているのは、海外FXの中ではかなり珍しく、AXIORYのユーザーサポートに対する姿勢を見て取ることができます。

EA(自動売買)は使用可能

AXIORYではEA(自動売買)が利用可能となっています。MT4はもちろんですが、cTraderにもcBotという自動売買の機能が付いており、種類はMT4と比べると大幅に少ないですがcTrader口座でも自動売買は可能です。

EAが利用可能となると、VPSの無料提供があるか?という点も気になるのではないでしょうか。

結論を言うと、AXIORYではVPSの無料レンタル等のサービスは行っていません。

つまり、EAを常時稼働させたいというトレーダーについては個人でVPSと契約する必要があります。EA専門のトレーダーの方は、自身で契約するかもしくは、VPSの無料レンタル可能なXM等の別会社での口座開設を考えるのもひとつの手です。

Axioryのボーナスは基本的にナシ

AXIORYには常時開催されているボーナスやキャンペーンはありません。

ただし、直近1年では年始のお年玉とJumio(顔認証システム)導入時、の計2度ボーナスが付与されています。それ以降、ボーナスやキャンペーンは行っておらず、ボーナスやキャンペーンは基本無いものと考えた方が良いでしょう。

現状予想できる次のキャンペーンは、2020年年始のお年玉ですが、流石に年1回のボーナス目当てでの口座開設はおすすめできません。

ボーナスやキャンペーンを優先させたい方は、GEMFOREXやXMなどの他口座での口座開設をおすすめします。

取引手数料の安さは業界TOPクラス

AXIORYの取引手数料は、海外FXの中でもトップクラスに安い手数料です。

そもそも取引手数料とはECN(私設取引所)の利用料を、ユーザーからFX会社が徴収するお金のことをいいます。手数料が設定されている口座は「スプレッド + 手数料」が取引コストになるため、口座のスペックを調べるときは必ず取引手数料を確認しましょう。

それでは、AXIORYの取引にかかる手数料を他口座と比較してみます。

FX会社 取引手数料(往復)
AXIORY 0.6pips
TitanFX 0.7pips
LAND-FX 0.7pips
XM 1.0pips

低スプレッド口座では代表的なTitanFXや、海外FX最大手のXMよりAXIORYの手数料が安いことが分かります。

取引コストの低さはメリットでしかありませんし、手数料の安さで選ぶならAXIORYを選択肢に入れましょう。

ナノスプレッド口座が断然おすすめ

筆者が一番おすすめするAXIORYの口座は「ナノスプレッド口座」です。

ここでもう一度、口座情報の一覧を確認してみましょう。

口座種類 ナノスプレッド
レバレッジ ~ 400倍
スプレッド 平均 0.4 pips
手数料 往復0.6pips
ツール MT4 , cTrader
(Windows, Mac, iOS, android)
注文方式 NDD方式
ECN 方式
取引量 1,000通貨~
1億通貨
通貨ペア 通貨ペア61種
(仮想通貨ペアなし)
+CFD 16種
最低入金 2万円
自動売買 利用可能

最低入金額は2万円からと少々割高ですが、低スプレッドのECN口座を使えるのは魅力的です。

そして、板情報を見ることができるcTraderを2万円の入金から使えるのはAXIORY以外にありません。同じくcTraderを使うことができるTradeviewは最低入金額が10万円、FxProが5万円なので、AXIORYであれば低額の初期投資で済むことが分かるでしょう。

なおかつ、取引手数料とスプレッドを併せた取引コストの低さは業界トップクラスです。

そもそも、取引手数料とはECN(私設取引所)の利用料を、ユーザーからFX会社が徴収するお金のこと。ECN取引の場合、FX会社は自社の利益となるスプレッドの上乗せができないため、取引手数料として利益を得ています。

ここで参考情報として、他会社の低スプレッド口座と取引コストを比較してみましょう。

口座タイプ ドル円スプレッド(手数料込み)
Axiory(ナノスプレッド) 1.0pips
TitanFX(ブレード) 1.03pips
XM(Zero) 1.1pips
Tradeview(cTrrader) 0.7pips
FxPro(Market) 1.5pips

各社のECN方式の低スプレッド口座と比較してみましたが、AXIORYも十分コストが低い部類であることが分かりますね。TradeviewのcTrader口座はAXIORYのナノスプレッド口座より低コストで済みますが、初回入金額が10万からと一長一短です。

それでは、次にドル円以外の通貨ペアも併せて確認してみます。表中のスプレッドは取引手数料込みでの表記です。

FX会社 Axiory TitanFX XM
USD/JPY 1.00pips 1.03pips 1.10pips
EUR/USD 1.00pips 0.90pips 1.10pips
GBP/USD 1.50pips 1.27pips 1.30pips
AUD/USD 1.20pips 1.22pips 1.30pips
GBP/JPY 2.30pips 2.15pips 1.90pips
EUR/JPY 1.50pips 1.44pips 1.20pips

世界で取引量の多いUSD/JPYや、EUR/USDの取引コストは十分安い部類でしょう。スキャルピングでトレードする場合、スプレッドの差は大きな違いになります。

AXIORYは世界中の大手金融機関も使用しているEQUINIX(エクイニクス)社のサーバーを利用しているため約定力も高く、スリッページや約定拒否も起きにくいです。スキャルピングの場合、数pipsが利益となるため、スリッページや約定拒否は致命的といえます。その点、AXIORYはそういったリスクが低いため、スキャルピングトレーダーはAXIORYがおすすめです。

スタンダード口座

次にスタンダード口座を見てみましょう。

口座種類 スタンダード
レバレッジ ~ 400倍
スプレッド 平均 1.6 pips
手数料 なし
ツール MT4 , cTrader
(Windows, Mac, iOS, android)
注文方式 NDD方式
STP 方式
取引量 1,000通貨~
1億通貨
通貨ペア 通貨ペア61種
(仮想通貨ペアなし)
+CFD 16種
最低入金 2万円
自動売買 利用可能

スタンダード口座はSTP方式を採用した口座です。

スタンダード口座もスプレッドが低い部類ですが、当編集部はこちらの口座の開設価値は無いと考えます。理由はナノスプレッド口座と比べて、最大レバレッジが高いわけでもなく、スプレッドももちろん低いわけでもありません。ボーナスの優遇も無いので、この口座を使ううえでのメリットが見当たらないというのが正直な印象です。

もし、STP口座を開設したいという方であれば、XM等のボーナスやレバレッジが優遇された口座を検討することをおすすめします。

ここまで口座の特徴を紹介してきました。次は通貨ペアを確認していきましょう。

通貨ペアは61種類で不足は無し

AXIORYの取引可能通貨ペアは61種類とかなり豊富な部類です。

以下はAXIORYで取引できる通貨ペアの一覧になります。

通貨ペア61種 一覧(クリックで開く)

 

さらにCFDを見てみましょう。

CFD16種類 一覧(クリックで開く)

 

小麦やコーヒー豆などのコモディティは扱っていませんが、十分な種類を扱っているといえます。

そして、AXIORYでは仮想通貨FXの取り扱いを行っていません。こちらもCFD同様、仮想通貨を取扱いたい人は別会社での口座開設をおすすめします。

裁定取引のみがAXIORYの禁止事項

取引をするうえで禁止事項は必ず確認しておきましょう。

AXIORYの禁止取引は「裁定取引」のたったひとつだけです。スキャルピングはもちろん、EAの利用や指標発表後の取引にも制限はありません。

それでは裁定取引について、確認していきましょう。

裁定取引をすると口座凍結も

裁定取引とは「アービトラージ」や「サヤ取り」とも呼ばれ、取引所間の価格差を利用し取引をする行為です。

具体的に言うと、価格が上がっているA社で売りを、価格が下がっているB社で買いを入れて、両ポジションの価格差が小さくなった時に決済を行う、というものをいいます。業者間でレート差が大きくなる場合、その差を縮めるようなレート変動がされるため、先ほどの方法で利益を生み出すことが可能です。

この裁定取引を禁止する理由は、AXIORYで持ったポジションがロスカットされた場合、AXIORYが損失補填を行う必要が出てくるから、という理由になります。

トレーダーからすると、AXIORYの口座でロスカットをされても、他方の口座では利益額を得ており、結果的にマイナスになることはありません。しかし、AXIORY側からすると、一方的な損失となってしまうため、この取引方法を禁止しています。

この裁定取引以外については自由に取引できますので、うっかり裁定取引をしてしまい口座凍結…ということになるのは避けるよう気を付けましょう。

AXIORYまとめ。スキャルピング入門に◎

この記事ではAXIORYの評判や、口座の特徴についてお伝えしてきました。

おさらいとして、これまでの内容を簡単にまとめると以下のようになります。

この記事のまとめ
  • AXIORYは透明性が特徴の新興ブローカー
  • ライセンスの信頼性は低め
  • ボーナスやキャンペーンは年一回
  • ナノスプレッド口座がおすすめ
  • 通貨ペアは61種と豊富
  • CFDは金、銀のみ。仮想通貨は取扱い無し
  • 禁止取引は裁定取引のみ

文中でお伝えしてきましたが、AXIORYは約定スピードやスリッページ率を開示するなど、透明性が極めて高いFX会社です。

初回入金額が2万円からと、少し割高ではありますが、そのコストで透明度の高い取引環境を手に入れるのならば、十分安い部類といえます。

DD方式でブローカー相手に取引を行うのが嫌だ、小細工されていない公正な取引環境で取引をしたい、といった方にはAXIORYがおすすめ。

また、編集部としては板情報が見られるcTraderのプラットフォームがおすすめで、もしAXIORYを使うならばcTraderを使ってみることをおすすめしますよ。

口座開設はこちらをクリック
(AXIORYの公式サイト)

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