勝てないFXトレーダーに理由アリ
まずはネットで探せば出てくる今までの「FXの必勝法」を軽くおさらいしてみます。
- 損切りをしっかりする
- 資金管理をする
- レバレッジをかけすぎない
- 感情に流されない
- なんとなく買わない
はい!もうお腹いっぱいですね。
もういいんです。だって皆さん、これわかっているから。
上記のこと、間違っていません。むしろ大切なコンセプト。ただ、あなたにとって、上記のFX必勝法がうまくハマっていないから勝てないだけ。
勝てないFXユーザーは9割と言われていますが、逆を言えば1割は勝てています。ツイッターを検索してみても、勝ててる人は勝ててますね(正確なことはわかりませんが・・)
90万が2649250円になった。
もうこれでフルレバ終わり。
おつ。 pic.twitter.com/n2L9xV3GZS
— でいちゃん@ (@daychan_i) 2018年8月6日
月間500万突破!
へ~~!#fx サイコー
毎月、倍々ゲーム。 pic.twitter.com/2mStPUE9dF— take off@相場の波に乗れ! (@Bigshortsan) 2018年11月29日
ってことで、どうやらFXで勝てる人と勝てない人が存在しているのは紛れもない事実。
そんな中、FXで勝てる人・勝てない人の違いは考え方という話がよく出ます。
先ほど提示した「FX必勝法」などルールの数々はどれも間違いじゃありません。でもそのルールを取り入れる前提として、勝てる「考え方の原則」を押さえましょう。
ではFXで勝てない人が勝てるようになるために、どのような考え方になればいいのか。
実はシンプルな「たった3つの心得」を理解するだけで勝てない悩みは解決できます。
目次
いよいよ本題です! 中々勝てない方!目を見開いて進みましょう^^
心得1:トレンド方向を意識する
まずは大局観。全体像をとらえることです。最初にやることはチャートを見つめる事。
「そんなのやっているよ!」と思う方、もう少しだけ辛抱してくださいね(笑)
そのチャートが上昇か下落か、どちらに向かって伸びているのか、大きな方向性はどちらか、これをまずは押さえることが重要です。
直近のチャートの動きに振り回されることなく、日足や週足などで1年スパンで大きくとらえましょう。
チャートはいつもどちらかに向かって伸びています。
この大きなトレンドの方向を意識することからFXの全ては始まります。
管理人は何を隠そう、これを友人のプロトレーダーに指摘され意識しただけで負けにくくなり、ポジションをむやみに持たなくなりました。
チャートを学ばない人は論外、勝てません。
管理人はMT4を使ってトレードしています。
もはや知らない人はいないであろうMT4。やはり一番おススメです。
(https://www.metatrader4.com/ja)
過去のチャートでバックテストをしたり振り返るにはFT3です。
これも有名ですね。
(https://forextester.jp/)
チャートにコメントするならTradhingViewがオススメです。
各国の株式・先物・債券その他諸々見れて便利ですが、為替チャートはMT4の方が正確です。
初めての方はMT4が無難かつ、使いやすいのおすすめです。
FX、儲けるコンセプトの再確認
今が長期間でみたときに上昇か下降のどちらにトレンドが出ているのかを把握したうえで次に重要なのが相手を意識するということです。
勝てない人の特徴=FXの全体が見れていない
FXはゼロサムゲームです。
つまり、あなたの儲け(勝ち分)は、誰かの損失(負け分)ということ。皆で仲良く勝つことはあり得ず、あなたが損失を被るとき、その分誰かのふところが潤います。
FXは参加者全員で出し合ったお金を奪い合うマネーゲームであることを意識しましょう。
例えるならば、FXは大きなお鍋。
ぐつぐつと「欲」が煮え立つお鍋に、あなたのお金も私のお金も一斉に投下。
儲けたい一心で投じられたこのお金は世界中から集まって、お鍋の中でごちゃごちゃに混ぜられます。
お金を投じたFX参加者は一斉にこのお鍋の周りを取り囲み、お箸をもってどうにかしてより沢山の資金を回収しようとします。
これが管理人がもつFXのイメージです。
ではこの時、まわりの人に勝って儲けるために何をすべきか。
それは参加者の顔色を分析することです。
大衆の心理をつかみ、この「欲の鍋」からより多くのお金をすくい上げましょう。前提として、FX参加者の多くの方が、全体のトレンドを意識して売買します。
ところがそんな中で、勘や思い付きでポジションを持ってしまう人が一定数存在します。
これが、カモです。
まずはここを狙います。彼らの損失=自分の利益です。この人たちのポジションに注目していきましょう。
心得2:誤った判断をしている人の存在を意識する
FXで負ける人がどういうポジションをもつのかイメージできれば、FXで負けない運用が可能になります。
ではここで皆さんに魔法の質問します。この魔法の質問は、質問を受けるだけでFXのスキルが倍ほどアップする効果があります。
何を隠そう管理人自身が、プロトレーダーの友人から言われた質問です。
いきますよ!
魔法の質問:あなたはFXに投資する時「うわ!ここで売りポジションで入るなんて完全に間違っているよ・・」と、他人のポジションについて評価ができていますか?
いかがでしょう?
この点については勝てないFXユーザーが勝てるようになるための肝なので、詳しく言いますね!
ここからは2018年11月以降のドル円チャートを例にとります。
まずドル円は大きくみると上昇トレンドの中にあります。
さらっといいましたが、この全体感はとても重要です。
今、ドル円通貨で取引を行う場合、基本的にドル高円安にむかう中で、すべてのストーリーは起きているという立ち位置、ずれないように心がけていきましょう^^
そのうえで間違った判断をする人はどこでポジションを持つのか具体的に見ていきます。かなりの割合の人が勘違いしている事なので、注意して下さいね。
マーケット心理を解説
ここで下記AHまでチャートを分け、ひとつひとつ順番に説明をしてみます。
あなたが普段トレードしているときにチャートを見ながら考えていることと比較をしてみてください。
おそらく上の図を見ただけでは、投資者心理はわかりにくいでしょう。今回は大きく分けて8つの心理をご紹介していきます。まずは、初めの3つ(ABC)から見ていきましょう。
ABC:下落トレンドでの売買心理
A:下落するチャートを見て売りで入る人が出てきます。
B:売りポジションには既にこの段階で利益がのっています。利益確定して相場から一時退散しようとする動きが加速します。
C:しかし全員が売りではありません。下がりきりを待って、買いを仕掛けたい人がいます。その人たちは一連の下落をみており、「そろそろ上昇かな?」「最安値で買いたいな」と、前の波より上昇したチャートをみて買い始めます。
DEF:レンジ相場での売買心理
D:トレンドは一定続くものですが永遠には続きません。またトレンドが瞬時に転換することもありません。Cで上昇したもののその後下落。今度は安値を明確に更新せず、前回安値と同じくらいの価格で下落が止まり再び上昇しました。前回の底値を市場参加者が意識していることが分かります。
E:買いたい人と売りたい人の思惑が錯綜して完全なレンジを形成しています。
F:ついにレンジをブレイクし、上昇。その後下落してきましたが、今度はレンジの手前で反発。ここでも前回の底値が意識されます。レンジの中に再び入ってくることなく反発した事を確認したところで、以前より売りポジションをもっていた賢い投資家は一斉に決済します。この売りポジションの決済により更に市場に入っている売りポジションの総数は減ります。
GH:上昇トレンドでの売買心理
G:既に底値で買っていた人たちのポジションに利益が出ている状態。かつ上昇が明確にわかるので買い増ししていきます。
C・Dで安値更新期待で売っている人、Eのレンジで売りポジションを持っている人達がここらへんでやっと損切りし始めます。損切りというより強制ロスカットです。相場は上昇しようとしているのにまだ下落を考えている誤った考えの人たちは出ていってください=強制ロスカットです。
H:DEFGの事実=チャートを見ている中で今まで売りだと思っていた人がいつの間にか買い側になっていたり、買いたかった人達はここぞと買い始めます。そして価格は勢いよく上昇し始めます。
いかがでしょう?もう一度同じ図を見ても、今度はトレーダーたちの心理が見えてきませんか?
チャートの上下動は人の心理を表しています。その心理状態をうまく見抜くために何度もラインを引いたりして、シミュレーションをしてみましょう。
勘でポジションを持っても勝てないことがよくわかります。管理人もこのあたりから年間で負けることはなくなりました。
最後の心得として、通貨について話していきたいと思います。
心得3:ドルの動きを意識する
最後はテクニック的にひとつ。
世界の基軸通貨はドルです。また、ドルとのペア通貨で取引高の多いドル円・ユーロドル・ポンドドルはそれぞれ相関性があります。
相関性という言葉をどういう意味で使っているかというと、ある通貨ペアがトレンドを形成するとき、残りの通貨もその動きに追従していくということです。
タイミングによってどこか先頭を走るかは変わりますが、2019年現在、最初にトレンドに沿った動きが一番見えやすいのはドル円です。
円がドル高に対して一番反応しており、ついでユーロ、ポンドと続きます。
タイミングによってこの三者は、どの通貨が先導していくのかころころ変わりますが、ある通貨ペアの初動があり、それ以外が追従するという傾向はおさえるようにしましょう。
以上が心得3つでした。
FXを取り組む際の大前提、今までの違いがありますでしょうか?
納得できた人は勝てないFXユーザーから勝てるFXユーザーへのきっかけになるはずです。
そんなの知っているよ!という方はすみません(笑)
ではここからはさらに、ネットではどこにも掲載されていない独自のアプローチでFXを深く掘り下げてみます。
勝てないFXユーザーは必見です。
「10人に1人しかFXは勝てない?」
という噂の真相
FXは価格が上がるか下がるかは1/2。
したがって勝率も50%だと言われることがありますが、実際は10%しか勝てないと言われています。
なぜそんなに偏りがうまれるのでしょうか?
その理由は下記の例で解明することができます。
実生活でもFXでもバリューは一瞬
例えば、AmazonがサイトでiPadのタイムセールスを行い、3万円のiPadが1000円で売り出されるとします。
販売期間は1日限定のお昼12時から12時14分。
とてつもない割引のセールがはじまります。販売期間はわずか14分間です。笑
結果100台が14分で売れ、この日全体の販売台数はトータルで200台でした。
つまり1000円で買った人が100人と、3万円で買った人が100人いたわけです。
時間で区切るとわかりやすい
もしあなたがこの日1000円のiPadを買おうとするなら、買える確率はいくらでしょう。
「え?200台のうち100台が1000円で購入したから2分の1の確率では???」
あなたはこう思うかもしれません。確かに購入者からみれば2分の1です。
しかし時間という概念でとらえた場合、iPadを1000円で購入できたのは1日(24時間)のうちのたった14分間。つまり1440分の14であり、この場合は僅か1%が勝者となります。(24時間=1440分)
FXの為替レートも同じこと。取引してすぐに利益がきれいに出るというタイミングは1日の中でとても短い時間帯です。
これが「FXは10人に1人しか勝てない」と言われる真相です。
ネットでググると「FXってそもそも勝てない仕組みになっているんでしょ?」といわんばかりの感想があちらこちらで見られますよね?
しかし以上の話でわかるようにFXは勝てない仕組みではありません。
勝てないのは結局、参加者のスキルに理由があるのです。
なぜ勝てないのか。つまりなぜ負けるのか。
ここからは負ける原因について3つのポイントに絞って解説します。
原因は仕組みでなく人
「FXでなぜ勝てない」理由を解明
先も話したように、FXで勝てないのは仕組みがそうなわけではなく、投資家に原因があります。
では、FXで勝てない人は何が原因で勝てないのでしょう?
勝てないトレーダーが多く当てはまる共通点の3つー
- ~勝てないトレーダーの共通点~
- 損切り
- 勉強不足
- ポジポジ病
です。具体的にみていきます。
勝てない原因1:損切りができない
こちらに関しては、解説の前に、先に画像を見てみましょう。
上図のように利確と損切ポイント(ストップロス)を明確にしておくことが重要です。
トレンドフォローの場合も逆張りの場合も、自らが予想した方向にチャートがぐんぐん伸びるとき、その都度一緒にポジションを移動させることが重要です。
FXはどんなに勝てる人でもずーっと勝てるわけではありません。どこかで予想外が発生する日がきます。
為替レートは予想に反する動きをするものとあらかじめ予想して、利確と損切りをセットで入れながら、そのポジションをトレンドが発生している方向へスイッチし続けることをおすすめします。
勝てない原因2:FXに関して勉強不足
冒頭の心得でも話をしたように、FXはゼロサムゲームである限り、隣の参加者を出し抜いて勝つしか利益を得る方法はありません。
しかも敵は証券会社のFXトレーダーや経験豊富な個人FXトレーダーばかり。やはり簡単にはFXで勝てないです。
勝てている人は過去のチャートを研究して戦略をたて、手法を確立したうえで取引をしています。
初心者の方は一度勝つことはできても、続けては勝てないことが多いと言えます。
FXで勝てない人はまずFXに関して基礎知識を習得し、取引で小さな失敗を繰り返して学ぶこと。
これによって、やがて大きな利益得られるようになります。このやり方が遠いようで、勝てない人にとって一番の近道であることは間違いありません。
またデモトレードはFXのシステムを理解するには使えますが、やはり勝てないときの味わう敗北感のリアリティが違います。
そしてこの勝てない経験こそどんなFX手法より貴重なもの。大きく利益を出しているFXトレーダーも、どうしても勝てないという経験をしたことがあると言います。
勝てないからこそデモではありません。逆です。勝てないからこそリアルトレード。
少額でも実際にお金をかけて日々FXをする事で学びが深まります。そのためリアルのFX口座で取引をすることをおすすめします。
勝てない原因3:ポジポジ病
「ポジ」とはポジションのこと。
つまりポジポジ病とは、エントリーしなければという心理からポジションの良し悪しにかかわらずいつでもポジションを持ってしまうことです。簡単にいうとエントリーが甘くなる病気ですね。
経験豊富で億万長者のトレーダーですら、悪いポジションでエントリーしてしまっては勝てないものです。FXで勝つためにはチャンスが来るのを待つのが重要です。
ポジションは持ってしまったらあとは利確するか損切りするか2つに1つ。そう考えると、FXはポジションを持つまでが全て。
つまり一定の法則性をもったエントリーの仕方を確立できるかどうかが全てです。勝負はポジションを持つ前にあり、持った後はもう勝負がついています。このシンプルな事実を見落としている人がFXで勝てない人達となります。
管理人の手法はちなみに典型的なトレンドフォロー型ですが、一番エントリーしなかったときで最大6か月ありました。全く入れないのです。
しかし負け戦はやる気ないし、そもそも負けないFXを実践するため、ルールは厳格に守ります。
FXで多くの額をより早く稼ぎたいという人も多いでしょう。しかし、焦りは禁物。「待てば海路の日和あり」です。
心得の3つを意識しながら自分なりの勝てるパターンを作りましょう。そうすれば無駄な取引がなくなり、これだけで、勝てないトレードが減ります。
勝てないトレードは損失にしかならないので、勝てないトレードなら絶対にやらない方が良いです。
では最後に、日々の資金管理についてもまとめおきます。
自分のトレードの参考にしてみましょう。
資金管理を徹底し、連敗を乗り切る
FXで一番気を付けなければいけない事とは、勝てないということではなくFX市場から退場すること。
つまり、資金がゼロになってしまうことです。
この資金(元手)がゼロになった場合、勝てる勝てない以前に、これから利益を上げようとしても取引自体が不可能になってしまいます。
どんなに素晴らしい手法でも確率的に勝てない時期は出てきます。この(断続的な)連敗で被る損失の合計をドローダウンと言いますが、その連敗時のドローダウンをどれだけ小さく抑えられるかがポイントです。
日々連敗していると、むかつく時・感情的になる時がでてきてしまいます。あくまで資金管理の観点から考える事が大切です。
これらの理由から、資金管理の徹底はFXの最重要事項とも言えます。
少し専門的ですが、もし資金管理を効率に行いたいなら参考になるグラフをまとめていますので確認してみてください。
資金管理とは、具体的にはコストとリターンのコントロールです。取引量と損切りの設定をしっかりして、負けが続く時を耐えましょう。
損切りさえしっかりしていればそうそう資金がすべてなくなることはありません。
「むかつく」はNG。トレードは負けた原因との闘い
FXで勝てない人だけでなく、勝てている人も気を付けなければいけないことがあります。それは、感情的に取引をしないということ。(冒頭にこれらのことはもう必要ないと書いてますが大事なので少しだけ^^)
正確に言えば感情的になってもいいです。もっと言えば、マウスを叩きつけてもモバイルを放り投げてもいいです。
ただし、自分で決めているルールを破らない。これだけは守りましょう。
負け分を取り戻そうという意識で、ルール外のことをするとき、あなたはマーケットのカモになることは目に見えています。感情的になってもコントロールをしてくださいね。FXの取引時は常に冷静になるというのが最善策です。
逆にいい取引をしても、「もう少し儲かることができたのでは」と考えることも多くありますよね。
担当者の誤入力により、異常な格安で売られていた例のジェイコム株事件(2005年)では、数時間で20億円を儲けたBNFというトレーダーがいます。
氏曰く、その時も極めて冷静にトレードしたとのことでした。
FXで勝てる人と勝てない人の差がこの部分にあるといっても過言ではないかも知れません。
勝ててる人はダイナミックにハイリスクハイリターンの取引をするのではなく、負けた理由を探り、原因を解決して地道にコツコツと資産を伸ばしています。
FXで勝てない人は意識すると成功の道が開かれます。
FXで勝てないことに関してまとめ
最後にこのページの重要点を簡単にまとめます。
勝つポイントまとめ
- 大きなトレンドを把握する
- 間違った判断をしている人を意識する
- ドルの動きに注意する
- FXは勝てない仕組みではない
- エントリーがすべて
- 感情的になってもルールはやぶらない
管理人は上のことを学びながら、8年間負けナシのトレーダーになりました。
FXに誰でも勝てる必勝法は存在しません。
自分が勝てない取引を排除し損を減らし、勝てる取引と利益を増やすことで資金を増やすことが可能です。
「勝てないなら損をした原因は?」「勝ったとしても取引は最適だったか?」
このような地道な作業を機械的に繰り返すことによって、勝てないFXトレーダーを脱却する道が開けてくるものです。
地道な努力から「あなただけの必勝法」を作り出す事は可能です。以下の記事で紹介していますので、ぜひ一読を。
着実に、日進月歩の成長を目指すことができたら・・・いつのまにか億トレーダーになっている可能性は高いでしょう。